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上田毅八郎 油彩画「リヴァプール港 クイーンズドック」―英国文化と帆船が交差する港の風景

上田毅八郎-油彩画-リヴァプール港 クイーンズドック

 海洋帆船画家・上田毅八郎が描いた油彩画「リヴァプール港 クイーンズドック」は、18世紀の英国を象徴する歴史的港湾施設を舞台にした作品です。

 

クイーンズドックは1785年に築造されたリヴァプール港の一角で、イギリス国王ジョージ3世の妃・シャーロット王妃にちなんで命名されました。彼女はモーツァルトの支援者としても知られ、また英国陶磁器ウェッジウッドが「クイーンズウェア」の名を得るきっかけを作るなど、当時の文化振興に大きな影響を与えた人物です。

 

そんな歴史と文化を背景にしたクイーンズドックは、リヴァプール港における象徴的な存在であり、数多くの帆船が停泊する光景はまさに国際的な海洋都市の姿を物語っています。

 

上田毅八郎の「リヴァプール港 クイーンズドック」では、停泊する帆船群と重厚な港の風景が丹念に描かれ、当時のリヴァプールが持っていた文化的活力と海洋都市としての繁栄を感じさせる作品となっています。

 

上田毅八郎作品情報

作品名:リヴァプール港 クイーンズドック

表現技法:油彩画

作品サイズ:F10

 

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