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上田毅八郎 油彩画「シュチェチン港」―歴史と文化が交差するポーランドの湾岸都市

上田毅八郎-油彩画-シュチェチン港

 海洋帆船画家・上田毅八郎が描く油彩画「シュチェチン港」は、ポーランド西部、ドイツとの国境近くに位置する港町シュチェチンを舞台にしています。

 

シュチェチンは、かつてロシア女帝エカチェリーナの出身地としても知られ、ポメラニア、プロイセン王国、神聖ローマ帝国、ドイツ帝国など、幾多の統治を経て多様な文化を育んできました。地理的な要衝であるこの港は、時代を超えて重要な海上交通の拠点であり続け、現在では大企業からIT関連の新興企業までが集う活気ある都市となっています。

 

上田毅八郎の「シュチェチン港」では、オーデル川沿いのクロブリー堤防を背景に、港を行き交う帆船の姿が繊細かつ力強く描かれています。長い歴史の中で数多くの船舶を見守ってきた港町の風情が、画面全体から漂い、ヨーロッパの海風を感じさせる作品となっています。

 

上田毅八郎作品情報

作品名:シェチェチン港

表現技法:油彩画

作品サイズ:F10

 

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