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上田毅八郎 油彩画「リヴァプール港 クイーンズドック」

本日ご紹介する上田毅八郎氏の作品は、油彩画「リヴァプール港 クイーンズドック」です。

港にあるドックとは、船舶の建造、修理、係船、荷役作業等のための施設であり、クイーンズドックはリヴァプール港にある1785年に築造されたドックとなります。

 

クイーンズドックは、イギリス国王のジョージ3世の妃である、シャーロット妃にちなんで命名された由緒あるドックであります。

シャーロット妃はモーツァルトの後援者であったことでも知られており、また陶磁器のウェッジウッドも、シャーロット妃に納められたことで「クイーンズウェア(Queen’s Ware)」という名を手に入れました。

このように文化にも通じていた方の名前は、文化都市の中核を担うリヴァプール港にまさにふさわしい名前ですね。

 

この作品においても、幾つもの帆船が停泊するリバプール港の様子が描かれており、帆船とともに文化が集まるリヴァプール港の当時の雰囲気が伝わってくる内容となっております。

 

作品サイズ:F10

 

©︎2020 宮本快